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高校生等奨学給付金制度とは?支給日・振込日はいつ?私立は通知が来ないって本当?

高校生等奨学給付金制度の支給日・振込日

  • 高校生等奨学給付金
  • 給付金の支給日(振込日)っていつ?

 

そんな質問に答えます。

あや

 

高校生等奨学給付金制度は、家庭の経済的な事情に関係なく、子供が安心して教育を受けるための制度です。

公的な就学支援は子供の年齢や通う学校によって複数の制度がありますが、奨学給付金もその一つです。

 

こんな人におすすめ
  • 高校生等奨学給付金について詳しく知りたい
  • 奨学給付金の支給日や振込日を知りたい

 

高校生等奨学給付金制度とは

高校生等奨学給付金制度とは

高校生等奨学給付金制度とは、低所得の家庭で養育されている高校生などを対象に、授業料以外の教育費の負担を軽減するために給付金を支給する制度です。

目的は「教育の機会均等」です。

 

文部科学省のウェブサイトには、制度の目的が次のとおり書かれています。

本制度は、都道府県が行う高等学校等に係る奨学のための給付金事業に対して、国がその経費の一部を補助することにより、高等学校等における教育に係る経済的負担の軽減を図り、もって教育の機会均等に寄与することを目的としています。

引用:文部科学省

 

自治体によって異なる要件と支給額

高校生等奨学給付金制度は、奨学のために自治体が実施する給付金事業の経費(一部)を国が補助する制度です。

そのため、母体となる自治体の制度によって給付金の要件や支給額が異なります。

例えば、沖縄、福岡、愛知、北海道の主要都市のウェブサイトを確認すると、それぞれ異なる要件や支給額が設定されています。

 

教育費とは

高校生等給付金制度の対象となるのは「授業料以外の教育費」です。

具体的には、次のような教育費が対象となります。

  • 教科書費
  • 教材費
  • 学用品費
  • 通学用品費
  • 教科外活動費
  • 生徒会費
  • PTA会費
  • 入学学用品費
  • 修学旅行費など

 

高校生などの授業料については、一定の条件を満たせば、「就学支援金制度」で支援を受けられます。

あや

 

高校生等奨学給付金の特徴

高校生等奨学給付金の特徴は3つです。

  • 教育の機会均等を図るための制度
  • 給付金なので「返済不要」
  • 授業料以外の教育費について給付金を支給

 

高等学校等就学支援金制度との違い

高校生等奨学給付金制度と間違えやすい制度に、高等学校等就学支援金制度があります。

高等学校等就学支援金制度とは、高校などに在籍する子供を対象に国が授業料を負担する(支援金を支給して授業料と相殺する)制度です。

違い 奨学給付金 就学支援金
目的 目的は教育の機会均等を図ること
返済の要否 不要
対象家庭 所得が低い家庭 一般家庭でも利用できる
対象費用 授業料以外の教育費 授業料

 

高校生等奨学給付金の受給資格(対象者)

高校生等奨学給付金制度の対象者

受給資格(対象者)を確認していきます。

  • 子供の保護者(父母など)の住所が、申請する自治体内にある
  • 2014年4月1日以降に、高等学校などに入学した子供がいる
  • 生活保護受給(生業扶助)世帯または非課税世帯
  • 授業料以外に校納金に未払いがない

 

用語解説

非課税世帯:世帯全員の住民税(所得割と均等割りの両方)が非課税の世帯

 

「保護者」とは

高校生等奨学給付金制度の保護者とは、同居か別居かに関わらず子供の親権者です。

父母が離婚している場合でも子供の親権者に受給資格があります。

親権者が子供と一緒に暮らしていなくても、です。

 

子供の親権を行う人がいないときは、子供の生計を主として維持している祖父母などが保護者になります。

 

住所の要件

申請する自治体に子供の保護者の住所がある(原則として、住民票がある)ことが要件です。

子供が他の自治体が管轄する地域の学校に通っているときも、保護者の住所がある自治体に申請する必要があります。

 

「高等学校など」の意味

受給資格があるのは、基準日の時点で、子供が次のような学校に在籍している場合です。

  • 高等学校(専攻科、別科は除外)
  • 中等教育学校の後期課程
  • 高等専門学校(1年生から3年生まで)
  • 専修学校
  • 各種学校のうち高等学校の課程に類する課程を置く学校

 

基準日は、7月1日にしている自治体が多いです。

ただし、異なる自治体もあるので、住んでいる地域の市区町村役場に問い合わせましょう。

あや

 

制度の対象から除外されるケース

受給資格の要件を満たしていても、次のような事情がある場合は、制度の対象から除外されます。

  • 住所が日本国内にない
  • 申請時点で、高等学校などを卒業または修了している
  • 高等学校などに在学した期間が通算して36ヶ月を超える(定時制、通信制、専修学校の夜間や通信制などは48ヶ月)
  • 高校生などが児童福祉施設(母子生活支援施設は除外)に措置入所し、見学旅行費や特別育成費が措置されている
  • 里親委託され、見学旅行費や特別育成費が措置されている

 

都道府県民税所得割額と市町村民税所得割額

  • 都道府県民税所得割額
  • 市町村民税所得割額

難しい名称ですが、どちらも住民税の一部です。

 

非課税となるのは、所得が29万7,000円未満(年収だと約250万円未満)の場合です。

確認方法は給与所得者と個人事業主で異なります。

所得の確認方法
  • 給与所得者:市町村民税特別徴収税額通知書(毎年6月に勤務先から渡される)
  • 個人事業主:納税通知書(毎年6月に市区町村役場から郵送)

 

高校生等奨学給付金の支給金額(国公立と私立)

国が規定する支給金額は、以下のとおりです。

世帯(就学形態) 支給額(年額)
国公立(年額) 私立(年額)
生活保護

(全日制、通信制)

32,300円 52,600円
非課税

(全日制など)

第1子:82,700円

第2子以降:129,700円

第1子:98,500円

第2子以降:138,000円

非課税

(通信制)

36,500円 38,100円

 

支給金額は国公立と私立で異なる

高校生等奨学給付金は、子供の通う学校が国公立か私立かで支給金額が異なります。

授業料に大きな差があることを配慮しての措置です。

 

また、同じ世帯に15歳以上23歳未満の兄弟姉妹がいる場合、その世帯の高校生などは全員、第2子以降の金額が支給されます。

繰り返しですが、高校生等奨学給付金制度は、自治体が実施する給付金事業を国が補助するという制度です。

そのため、給付金の支給金額は自治体ごとに異なります。

 

受給を希望する場合、住んでいる地域の市区町村役場に詳しいことを確認しましょう。

あや

 

高校生等奨学給付金の申請方法

高校生等奨学給付金の申請

高校生等奨学給付金の申請は、以下の手順で行います。

 

申請先

子供が通学する高校などの所在地によって異なります。

 

子供の在籍する学校を管轄する自治体 申請先
保護者の住所がある自治体と同じ 基準日時点で子供が通学する高校など
保護者の住所がある自治体と違う 保護者の住所がある自治体の担当窓口

 

申請時期

毎年7月初旬から8月末頃までを申請期間とする自治体が多いです。

異なる自治体もあるので、住んでいる地域の市区町村役場で確認してください。

 

申請の必要書類

申請に必要な書類は、世帯の状況によって異なります。

 

【生活保護世帯が申請する場合】

必要書類 説明
申請書 子供が在籍する高校などや保護者が住所を有する自治体の窓口で入手
生活保護受給証明書 基準日時点で生活保護(生業扶助)を受けている記載があるもの
生活保護法の規定による生業扶助(高等学校等就学費)受給証明書 子供が在籍する高校などで書式をもらい、福祉事務所で発行を受ける
保護者の金融機関の口座情報 給付金振込用

 

【道府県民税所得割額・市町村民税所得割額の非課税世帯】

必要書類 説明
申請書 子供が在籍する高校などや保護者が住所を有する自治体の窓口で入手
その年の都道府県民税所得割額と市町村民税所得割額が非課税であることが確認できる資料 市町村民税・県民税 特別徴収税額通知書、市町村民税・県民税 税額決定・納税通知書、町村民税・県民税 非課税証明書のコピーなど
保護者の金融機関の口座情報 給付金振込用
対象となる子供の健康保険証等のコピー
対象となる子供の兄弟姉妹の健康保険証等のコピー 15歳以上23歳未満の兄弟姉妹がいる場合

 

自治体によっては、その他に追加の資料提出を求められることがあります。

あや

 

審査期間

標準的な審査期間は60日です。

申請が受理されてから、約2ヶ月後に結果が通知(遅くとも12月初旬まで)されます。

ただし、申請に不備不足があると結果通知が遅れます。

 

通知が来ない場合

審査結果の通知は、国公立や私立に関わらず自宅に郵送されます。

2ヶ月待って届かない場合は申請先に問い合わせましょう。

 

高校生等奨学給付金の支給方法と支給日・振込日

高校生等奨学給付金の支給日・振込日

高校生等奨学給付金の支給方法と支給日・振込日についても確認しておきます。

 

支給方法

高校生等奨学給付金は、申請時に提出した保護者の金融機関の口座に振り込まれます。

申請時にも確認されますが、振込先は子供ではなく保護者の口座です。

 

支給日・振込日

最初の給付金が振り込まれる時期は、申請から2~3か月後です。

ただし、支給日・振込日は自治体によって異なるので、申請時に確認しておくことが大切です。

 

各地域の主要都市では10日前後に支給されることが多くなっていますが、確認は必要です。

あや

 

高校生等奨学給付金制度のまとめ

高校生等奨学給付金制度は、家庭の経済的な事情に関わらず子供が十分な教育を受けられるようにする制度です。

国が授業料を負担する高等学校等就学支援金制度と併用すれば、教育にかかる費用を抑えることができます。

 

「恥ずかしい」という気持ちから利用をためらう人もいますが、受給要件を満たすなら子供のために手続きしてあげましょう。